勉強もやり始めればやる気が出るらしい

4月4日以降、ずっと勉強している。
最初は3〜4時間だったのが、ここ3日間は毎日6時間以上勉強している。土日は予定があったけれど45分ずつ勉強した。
無職なので、1日6時間勉強しても、家事や趣味(読書・ピアノなど)と両立できている。

自分でも、一人でする勉強がこんなに続いていることに驚いている。
高校時代は半分保健室登校みたいな感じで、AO入試で大学に進学した人なので、こんなに勉強して続いているのは人生で一番かもしれない。

何を勉強しているかというと民法だ。
司法書士行政書士の資格を取りたいと思って勉強を始めていて、民法はどちらにも共通する科目だ。
司法書士の方が行政書士より難しい資格なので、司法書士のテキストを使っている。

私は大学は文学系だし法律の勉強を専門的にやったことはない。大学の教養科目で憲法はやったかもしれないけれど、教科書としてポケット六法を買ったことしか覚えていない。
でも入門書に「民法の学習時には、最低でも1週間に24時間」と書いてあった。試験合格を目指す人が最初に取り掛かる民法で勉強のペースをつかむことが大事らしい。

しかし民法の教科書はとても難しい。
教科書に書いてある文章の意味を理解できなくて、読み進めるのが難しく、最初は音読しながら教科書を読んでいた。
そうしているうちに徐々に音読しなくても文章の意味がつかめるようになった。

民法の本文と教科書を読んで気づいたのは、法律は極限に抽象化された文章になっているということだ。
それをそのまま理解するのはとても難しいので、身近な具体例を考えて理解する必要がある。

抽象化と具体化というのは、前の記事にもちょっとだけ書いたけれど、前田裕二さんの『メモの魔力』にも出てきたメインテーマの一つだった。
あの本を読んでおいてよかったと思う。

司法書士民法のテキストは、上下巻構成で、1冊400ページくらいある。でももうすぐ下巻の読み込みが終わりそうだ。
結構なハイペースだとは思うのだけれど、司法書士試験は7月で、もちろん試験科目は民法だけでないので今年の試験には間に合わないと思っている。
だからまず11月の行政書士試験合格、その後に来年7月の司法書士試験合格を目標にした。

しかし一体何がこの勉強のモチベーションになっているのかわからない。
自己分析した結果、資格合格を目指そうと思ったのは勉強のきっかけであって、毎日6時間も勉強できる原動力ではないと思う。
勉強をやり始めて教科書の文章を理解できるようになったらわりと楽しいと思えたこともあるかもしれないし、何もかも中途半端な私が「6時間勉強できた!」と言えることが自信に繋がってモチベーションになっているのかもしれない。
前回の記事に書いたことだけれど、ラジオ英会話が1年間続いたのも自信になった。

小説を書いていた時も思っていたけれど、何事もやり始めればやる気が出るらしい。

就活もやっているのだけれど、ハローワークが認める「就職困難者」である私は書類選考で落とされてばかりだ。
とりあえずゆるゆると就活しつつ、勉強を続けたい。